美容への関心が益々高まる中、かつて経験したことがないくらい美容ケア商品に溢れています。「どうせ買うなら自分にピッタリのものを選びたい」という気持ちはあっても、専門的な用語が使われていたり、わからないことも少なくあリません。消費者自らが美容に関する知識を積極的に習得し、数多い商品の中から、ある程度は自分の力で自分に合ったものを正しく選び出せるようにと願っています。
体毛は、大きく分けて毛幹部と毛根部に分けられます。
毛幹部は、植物でたとえると、いわゆる茎・械の部分であり、頭度の表面から外にのびている部分をいいます。
毛根部は、植物でたとえると、いわゆる根の部分にあたり、頭皮の表面から内側にもぐった部分をいいます。
毛を包むと書く毛包が、毛孔から下(内側)にのびて髪の毛を取り囲んでいます。
毛包に覆われた毛根部の一番下は丸い球状に膨らんでいて、毛球とよばれます。
毛球には無数の毛母細胞の集合体があり、その集合体の中心部には毛乳頭と呼ばれる組織があります。
毛乳頭は、毛細血管から運ばれる栄養素やホルモンを受け取り、 毛母細胞に信号(指令)を送って毛母細胞の細胞分裂をコントロールしています。
毛幹部は、最外層を毛小皮(キューティクル)が覆い、芯の部分(中芯部)を毛髄質(メデュラ)が真っ直ぐに通っています。
毛髄質と毛小皮の間は髪の大部分を占める毛皮質(コルテックス)で構成されています。
新生児の毛には毛髄質(メデュラ)がありません。
毛の太さはこの毛髄質のボリュームによって決まり、太い毛ほど毛髄質の量が多く、細いほど少ないです。
色素や脂肪が含まれ、一般的に、毛髄質の多い太い毛のほうがパーマネントウェーブ(いわゆるパーマ)がかかりやすいとされています。
毛質を決める毛皮質(コルテックス)は繊維状になっており、強くて吸湿性に優れ、髪の強度を保持します。
髪の80%〜90%をこの毛皮質が占めます。
毛皮質は、縦に並んだフィブリルという繊維状タンパク質の多数本と、それらが離れないように互いに接着するマトリックスという物質から構成されています。
毛皮質のメラニン色素の量によって人種間による毛髪の色に差が生じます。
毛皮質におけるマトリックスは毛髪全体の半分を占め、毛髪の水分のほとんどは、このマトリックスのなかに保持されています。
毛染めや熱風によるフローセットは、このマトリックスに影響を与えることで達成されますが、逆にマトリックスを損傷・流失させている場合もあります。
(続く)
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